ほのぼのニュース
若人よ 大志を抱け! (第14号2012年8月11日)
平成24年8月11日(土)、東日本大震災から一年五ヶ月をむかえました。今日は、震災後、最も楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
あじさいの花いっぱい運動は、平成14年から実施しており、ちょうど10年となります。当時、夏井小学校の6年生は、挿し苗を作り、卒業記念に愛谷江筋の水路敷に植栽し、タイムカプセルも埋設しました。それを今日、掘り出そうとしました。
タイムカプセルを将来掘り出す為に、位置を特定する写真を撮っておいたのですが二時間以上探しましたが見つかりませんでした。
後日、再挑戦します。
子供たちは、すっかり大人になって、みんな元気にしていました。
日本の将来を担う若者たちです。
クモは、カニが大好き?(第13号2008年8月30日)
平成20年8月29日、いわき地方は、結構な洪水でした。(恵みの雨でした。)
夏井川は、急に増水し、沢ガニやモズクガニが堰の支柱(ピア)に上がって避難していました。カニは、コンクリートをよじ登ってきますが、下りる時は、川に飛び込んで行きますが、クモの巣に引っかかってしまうこともあります。
そして、クモに食べられてしまいます。
クモにとってもカニは、美味で滅多に食べられない高級品かもしれませんね!
田んぼの学校 田の草取り(第12号 2008年7月10日)
近年は、農業振興地域の子供でも田んぼに裸足で入る機会は殆どありません。
でも、覚悟を決めて入りました。
入ってしまうと嫌がる子供は殆どいません。
寧ろ、入って何かを感じ、楽しくなっていたようです。
農家の子供たちが殆どですので、DNAに農耕民族の遺伝子が元気にしているのではないでしょうか!
日本は古来から農耕民族です。DNAには農耕民族の遺伝子が沢山あるのではないでしょうか?
都会で生活していて全く、自然や農村を知らなくても農村に来て心が癒されたり、農作業体験して体力的に疲れきっても心が満たされるのは、DNAに農耕民族の遺伝子を持っておりそれが刺激されるからではないでしょうか。
都会で精神的に疲れている方、農村に来て、ひたすら田の草取りをしてみて下さい。農業の大変さと体力的な疲れ、そして、心のリフレッシュが間違いなく得られるはずです。
【写真1枚目】
昭和50年頃まで使用していた田車(除草器具)による除草作業体験
【写真2枚目】
わき市立夏井小学校5年生19名
約1時間30分除草作業に汗を流しました。
【写真3枚目】
除草作業の様子
子供たちより大人が悲鳴を上げていました。
竹とんぼの作り方(第11号 2007年7月23日)
師匠:加藤勝男 様(いわき市平)
とにかく、軽く、薄い。幼児でも簡単に飛ばすことが出来る。
あまりにも飛びすぎて、狭いところでは遊べない。
2階の屋根には簡単に上がってしまう。拾いに行くのも、大変なくらい遠くまで飛ぶ。
ペットボトルロケットをおっかけまわしているのなら、みんなで、この竹とんぼ飛ばしをやった方がおもしろいかも!
ドラえもんの「タケコプター」もこれぐらい飛ぶ竹とんぼをみていると(加重の問題は別にして)
『竹コプター』で空高く、遠くまで飛ぶことは夢ではないような気がする。
加藤さんは、竹とんぼばかりでなく、一輪挿しや菜箸なども「あっけらかん」と作る。「朝飯前(あさめしまえ)」に作る。加藤さんにとってこれらを作ることは「河童の屁」である。
※いつものようにお話の最後の方は、「木っ端の火(こっぱのひ)」でした。あしからず。
親子の絆!(第10号 2007年7月16日)
沖縄、九州、四国地方を中心に猛威を振るった台風4号の去った7月16日
この親子が愛谷江筋で遊んでいました。
カモは、年々増えています。
愛谷江筋にもたくさんいます。
しかし、小ガモが八羽も育っているのは珍しい事です。
少し観察していましたが、今思えば、この小ガモたち、親の後をしっかり付いて泳いだり、歩いたりしていました。
普通、ちょろちょろしたり、先に泳いだり、かって気ままな子がいるんですが、見受けられませんでした。
だから、八羽も大きくなったのかもしれません。
素直ないい子たちかも!
蜂にとっては良い住処になるでしょう!(第9号 2006年7月5日)
田舎に住んでいると、動植物と共存しなければならないということを感じることがしばしあります。
小鳥が土地改良施設に巣を作ることは珍しいことではありません。
最初に体験した頃は、邪魔にならないところに移動してみましたが、親は戻ってきませんでした。
それからは、そのままにしております。
直ぐ脇まで草を刈ったり、時々近づいても親鳥は身を潜めるだけで子育てを放棄しません。
本当の天敵は、人間ではないことを知っているのかもしれません。
蜂の巣も静かに近づくと、襲っては来ません。(時期的なものもあります。)
蜂自身が、身の危険や巣の危険を感じると襲ってきます。
殺虫剤を掛けたり、巣に振動を与えたりして、一度危険を感じさせると命がけで蜂が襲ってきます。
そのなると人間が走って逃げても約10~15メートルは何匹も追っかけてきます。
経験からそれ以上離れると追ってこないような気がします。
そのかわりと言ってはなんですが、それ以内(10メートル)で転んだりして、滞在することになったらだいぶ刺されるでしょうね。
もし刺されたら、まず、安全なところに避難して、一刻も早くその毒を吸い出すことです。(毒を吸い出す器具が市販されております。外国製ですが。)
軟膏は、蜂用のものがあります。
アシナガ蜂、スズメ蜂は結構腫れますし、夜眠れないくらい痛いものです。(経験者です。)
また、何度か刺された人などは、免疫が出来ていて、死に至る場合がありますので直ぐに医者に行ったほうがいいです。
その治療としては、お医者さんは、点滴を打つことが多いようです。
植物ってすばらしい第1段 切られても切られても大人になってみせる!(第8号 2004.7.1)
実生 山女(アケビ)の成長
アケビの成長を観察していると多少の病などに負けてられないような気がする。(私の感想)
多分、野鳥による実生であるが、アケビが大きくなったので、棚を作ってみた。
平成16年5月27日撮影こんな風にアケビがなる。今年は、1本に1房(4個)、もう一本にも1房(5個)の実を付けている。
アケビの幹であるが見事な「エス字」である。
芯を切られても、枝が太くなり、新たな幹となる。その先の節でも、やはり枝が太くなった。そして、その先でも・・・こうして写真のような「エス字」が形成されている。
大事な米を鳥に食べられてたまるか!(第6号 2003.10.30)
廃棄物(CD-R)を再利用した鳥除け道具
鳥除けに効果抜群!
事務所から発生する廃棄物の再利用を常に考えていますが、コンピュータ用のCD-Rの読み取り面が、鷹などの目を想定し鳥除け道具の一部になるのではないかと感じていましたが、10月20日、かかしや釣り糸、カラー傘、黒いビニール(カラス)など、鳥対策が施されている事務所の隣の田んぼに雀の大群が押し寄せ米を貪り始めました。
これは、大変だと思い、廃棄するCD-Rを読み取り面を外側に二枚合わせて、適当なヒモで吊してみました。
少なくとも半径5メートルには近づいてきません。
イチジクで継続試験をしていますが、現在10月30日まで、被害がございません。
今後、変化があれば報告を致しますが、収穫を迎えている食物に取り急ぎ試していただきたく公開に踏み切りました。
第5号 昔の遊び「竹馬の作り方」(2003年7月6日あじさい祭りで実施)
竹馬の作り方
使用道具
ドリル 又はキリ、ペンチ、ノコギリ
材 料
○竹(二本):長さは、乗る人の身長より30cm長くする。
太さは、握りやすい太さのものを使用する。
丈夫な樹齢3~4年ものを使用する。
耐久性を考え、末端に節を揃える。
○足踏板(二枚):長さは、靴の長さ
厚さは、1cm前後。高さは、5cm前後
○突っ張り板(一枚)
○針金:縛りやすい太さ2m(アルミ製針金は、延びるのでダメ)
作り方
(1) 竹を二本、長さを整えて切る。
(2)足踏み板(二枚)の長さを整えて切る。
(3) 突っ張り板を竹と足踏み板に合わせて切る。
(4) 足踏み板(二枚)と突っ張り板を合わせてドリルで穴を開け、針金で固定する。
(5) 足踏み板(二枚)と竹を合わせてドリルで穴を開け、針金で固定する。
(6) 突っ張り板と竹を合わせてドリルで穴を開け、針金で固定する。
上手に作るコツ
○ 足踏み板は、竹と垂直になるようにして、しっかりと固定する。
○ 一対のものは、左右同じものとなるようにする。特に、竹の太さ、足踏み板の高さ、全体の重さに気を付ける。
鳥がいない「とり小屋」!(第7号2004.1.9)
福島県浜通り地方に伝わる正月行事
子ども達の健やかなる成長を祈願する!
◆梵天竹に掲げた登り
「五穀豊穣 交通安全 身体堅固」
◆竹等の組み方
支柱は、孟宗竹、真竹。壁は、萱。天井は、笹の枝
◆とり小屋全景(幅4m 高さ3m)背景にそびえる山は、水石山
福島県浜通り地方には、古くから正月行事として、「酉小屋(とりごや)」が伝えられている。
今回、携わったのは、いわき市平赤井地区(赤井地区子供会育成会連絡協議会主催)の酉小屋である。
先輩方に、とり小屋の歴史を聞いてみたところ、約30年前に小学校5,6年生の子ども達がこの行事を復興させたとのことだった。
そののち、「青年学級」が主催となり、今のように子供会育成会が主催となったのは、約20年前からだそうだ。
趣旨は、子ども達の無病息災と正月飾りの松送りで当初より変わっていない。
本年度の経過について
◯2003年11月27日
子供会育成会連絡協議会で、本年度のとり小屋行事の実施要項を決め準備を開始する。
参加者:子供会会長(全12地区)、連絡協議会役員
◯2004年1月3日
酉小屋の部材を調達して作る。
孟宗竹:梵天竹(1本)、3m(15本)、5m(15本)、7.5m(12本)
真竹:6~7m(100本)
茅:軽トラック12台。縄を1.5m(1ひろ)に切り、直径40~50cmの小束にして運ぶ。
篠竹:3m位のものを300本。先を研ぐ。
桜材:70~80cm位のものを4本。(いろり用)
人員:子供会父兄、育成会OB、育成会役員など約30名
時間:午前8時より午後3時まで
◯2004年1月6日
酉小屋まつり
午後5時30分より9時まで
たぬきそば、味噌田楽の販売。甘酒、ココアのサービス
参加者:約400名
スタッフ:約100名
◯2004年1月7日
松送り
お正月飾りやお札、だるまなどを酉小屋といっしょに燃やし、今年一年の家内安全、身体堅固、五穀豊穣を願う。午前7時点火
また、その火で餅を焼いて食べる。(無病息災祈願)
参加者:約300名
スタッフ:約20名
第3号 シベリアからわがまま息子夫婦が帰ってきた(2002.12.15)
愛谷頭首工に白鳥夫婦が一年ぶりに帰ってきました!
※ここに記載している内容は、白鳥専門家のご意見をお聞きしておらず、一部推測で申し上げておりますので、あらかじめご了承下さい。
愛谷の堰の約800m上流は、白鳥の飛来地で毎年約500羽程がシベリアからやってくる。しかし、堰のすぐ側は、水深が1.5~2.5mと深く、白鳥の休むところがなく、来ても直ぐにいなくなっていた。
しかし、この夫婦は、平成12年11月に初めて飛来したときに約2週間居座っていたため、見かねていたご近所の人達とパンや米を与えた。それ以来、毎年帰ってきている。平成12年と13年は、子供を1羽連れていたが今年は、子供が巣立ったのか夫婦しかいないし、ほかの仲間は、当初からいなかった。
その原因は、この親父(大きい方)、包容力に著しく欠けている。パンをやると独り占めが始まる、そろそろ満腹だろうと思い、後ろに控えている奥さんの前に4つ、5つ与えると食べに行く動きが遅く、1つは奥さんが食べられるが、二つ目を食べる前に、奥さんを怒鳴り散らし、口で突っつく暴力が始まる、奥さんは抵抗することなく、パンを譲ってしまう。ほかの白鳥は、一羽が6枚切のパン一枚を食べると満足らしく餌場から離れてしまいほかの白鳥に譲るが、この親父は違う。親父は、3~4枚は、平気で食う、それ以上は、体を壊させてたまらないと思い与えたことがないので分からないが、「祖先は、ニワトリか・・。」やたら、人一倍、いや、鳥一倍、食うし、体がデカい。
しかし、気持ちは、小さい男だ。昨年、餌を与えているときに、別の7~8羽程の群が遊びに来た。群の番長が、この親父ににらみを利かせながら近づいて来たら一番先に、再後方に下がってしまった。奥さんや子供は、群の後ろで、一緒に餌を食べたが、親父が食べようとすると番長が追い回した。親父は戦うどころか、遠くへ逃げて行く。そんな時、奥さんは、「関係ないわよ。あんな親父。」と言うような顔で、この時とばかり餌を食べている。この奥さん、本当に親父を愛しているのだろうか?。
写真は、12月14日に撮影したが、午前9時頃から約30分、餌くれとばかり「ガアー、ガアー。」と鳴いていた。鳴くのは親父の役目である。頭首工管理室のドアを開けると早速、餌場に寄ってくる。管理室に鋼製の階段があり、歩くと「トン、トン。」と音がするため、出入りするたび、餌場へ寄ってくる。餌をやるつもりがないときは、ばれないように忍び足で歩く。ばれると餌場で20分位は待っている。白鳥の耳は、人より優れていることは、このことでわかっている。目はいいか分からないが、腹が減ると管理室を観察していることも分かっている。毎日のように餌をやっていたときは、部屋のカーテンが開くと餌場へやってきて、出てくるのを待っている。この時は、30分は平気で待ってやがる。白鳥は、餌をやる人をその体格で覚えているような気がする。まさか、顔は覚えていないと思うがかなり把握している。全く別の装い(服装)をしても近づいてくる。パンがあれば誰にでも近づくが、いつもやっている人と初めてやる人ではその保つ距離が違う。また、子ども達が大勢いても、いつも餌をやっている子供を見分けている。今日は、釣りをやると言っているのに離れない。ルアーが引っかかって知らないぞ、平気で数十センチのところに居座る。名前を付けようと思うが適当なのが思い浮かばず、今のところ仮名「わがまま親父と大和撫子(やまとなでしこ)である。」
追伸、どちらが雄でどちらが雌かは、はっきりしておりませんので逆だったりして、そしたら、どっかの家庭にありそうなお話です。(私のところもそのようなものです・・・。)
第4号 草刈作業を年に1~2回に軽減する地被植物(2003年1月15日)
グランドカバープランツの研究
農家にとって、畦畔や水路敷の草刈作業の負担感は、就労者の高齢化や従事者数の減少、また、長引く米価の低迷により年々増大しています。今後も急速に増大することも予想されています。
このことは、今、全国的に問題になりつつあります。雑草を野放しにしておくと景観を損なうばかりか害虫の発生により農産物の収穫に深刻な影響が出ます。
その対策として、現時点で最も良いと考えられるのが、薄希除草剤の散布か、グランドカバープランツです。
しかし、現時点においては、現地試験が始まったばかりであり、その普及にはまだまだ時間がかかります。
当土地改良区もグランドカバープランツの研究をしていますが、結果を出すまでは2~3年かかるでしょう。
また、その結論は、期待している成果を導くものではないかもしれません。しかし、当地方において適切なものがあるとするならば、早く発見しその普及を進めたいと思います。
第2号 お金がなくてもやれば出来る(2002年11月15日)
自家特製タイムカプセル!
アジサイを育ててくれた小学校2校、中学校1校の子供たちのために、3個、タイムカルセルを作り、アジサイの移植地に一緒に埋めました。容量26Lのものが115千円などで市販されていますが、予算がないので色々材料を考えました。土木工事に携わっておりますので、その方面の材料で作りました。1万円でお釣りが来ます。何十年も持つ保証はありませんが大丈夫だと思います。(失敗したらごめんなさい。)
タイムカプセルに子供たちはどんなものを入れたのでしょうか。将来の夢、大人になった自分への手紙、今は証すことが出来ない秘密など、タイムカプセルって、夢がありますよ。
【自家特製タイムカプセル仕様書】
容器 ポリマス(タキロンФ300×350 25L)2,000円 1個
鉛特殊袋(160×84×156 2L)1,350円 4個5,400円
ポリエチレン袋 12円 8枚 96円
ポリエチレン袋(大)40円 4枚 160円
乾 燥 剤(シリカゲル)67円 24個 1,608円
脱酸素剤(代用 活性炭材)24円 8個 192円
シリコーンシーラント 400円 1本 400円
合計 9,856円
第1号 風速48.1mにも負けず、母は強(2002年10月15日)
風速48.1mにも負けず、母は強!
平成14年10月1日午後10時10分、台風21号は、いわき市小名浜観測所観測史上1位となる最大瞬間風速48.1mを観測し、いわき市の海岸線や平坦部を中心に風災をもたらした。
右下の写真は、この現場のすぐ側(100m先)の民家で強固な造りの母屋の畝瓦が飛んでいる。
左下の写真は、直前(5m前)の小屋で、全壊して建物の中に入れてあった物に覆い被さっている。この時間に外に出た人の話によると「大人でも、物に掴まらないと飛ばされそうだった。止めて置いた軽トラックがズズ、ズズットと引きずられた。」そうです。そんな強風や物が飛ぶ交う最中、このキジは、卵を暖め続けました。
【災害状況】
停電・いわき市105,220戸、三崎公園では、マツの倒木158本、など